今回の下落はこれまでと違う。定点観測点をチェックしてみた

A波の下落は要注意

ということは、本ブログでも何度か言及したことがあったかと思いますが、、、それにしてもこの下落速度と下落幅は、2018年1月~2月、2016年1月、2月、6月、2015年8月と同等クラスでしょうか。

しかし、詳細は別記事で取り上げるつもりですが、10月17日に戻り高値21950円を付けてからの下落波形が、波が重なり合いながら下落するいわゆるダイアゴナルトライアングルのように見受けられるため、下落の最終段階ではありそうです。

ただ、正確にどこまで下がるかなど分かるはずもなく、2015、2016年のようなパニック売りになってしまうと、特に現物の動いていない夜間で20000円を割ってしまってもおかしくありません。

仮に逆張り買いするのであれば、19000円くらいまで下がっても耐えられるような資金管理をしておくべきなのでしょう。本当に19000円とかまで下がったら、25日線との乖離率がとんでもないことになるでしょうから、さすがにロングでしばらく耐えてたら勝てるのではないでしょうか。

そして、トライアングルにせよ、ダイアゴナルトライアングルにせよ、トライアングルが終了してからの動きは、押し目無く一方向に動いていくことが経験上分かっていますから、今の状況はチャンスと言えばチャンス・・・なのかな?

と、上記はあくまでの短期的な話しで、今回の下落が落ち着いたら、多少は戻すのでは という事です。長い目で見れば、下落の途中の調整の意味での上昇です。

それはどういった理由かと言いますと、この度の下落によって、全世界的に様々な指標が壊れ始めている気がしているからです。

いくつか定点観測点を取り上げたいと思います。

〇日経225先物の移動平均線

日経225中長期チャート移動平均線_20181027

日経225中期チャート移動平均線_20181027

移動平均線の重要性については、以前こちらの記事で取り上げていますので、よろしければ参照ください。

移動平均線に関して重要なことを以下に示しますと、

1.200日線が上向き(傾きがプラス)でかつ、日経225の位置が200日線の上に位置していれば、日経225先物は安定して上昇していきやすい(仮に何かのショックで下落しても、すぐに復帰しやすい)

2.200日線の傾きがゼロまたはマイナスで、かつ25日線が60日線を下に抜く、いわゆるデッドクロスすれば、日経225はレッドゾーン、つまり暴落の危険がある。

そうしてみると、現在日経225先物200日移動平均線は、傾きがゼロからマイナスに完全に移行してしまったと見受けられます。また25日線は今のところ60日線の上に位置してはいますが、このままではデッドクロスになってもおかしくありません。

要するに2016年年初の状況に似通ってきているということです。

ここから急反発で24000を奪回でもしない限り、200日線が下向きになってしまったという状況を打破できない。よって、しばらく長期の上昇はお預けの可能性が高まってきました。

〇ダウ輸送株、ハイイールド債、ラッセル2000(出典:StockCharts.com)

・ダウ輸送株指数

20181027_日足

・ハイイールド債

20181027_日足

・ラッセル2000

20181027_日足

もはや説明不要かもしれませんが、ダウ輸送株、ラッセル2000はともに200日線が下向きで、株価もその下にあり、ハイイールド債も昨日200日線を下回りました。

これまで日経225は米株が崩れないから、ある程度の安心感があったと言えますが、その前提が崩れたことになります。

元々、昨年はトランプ大統領による大幅な減税の影響があり、企業業績を支えていたところがあったようですが、今年は材料がない上に、内外の懸念が多数あるため、米国企業の決算がまちまちなのが痛手ですね。

とにかく、これらアメリカの先行指標と言われるものがこれだけ崩れると、来年の日経225は益々危ぶまれることになります。

〇裁定買い残

裁定買い残_20181027

私はこれまで裁定買い残に関して、3兆5千億円程度が一つの目安だと考えており、裁定買い残がそれ以上にならないと、暴落は起きないと考えてきたのですが、全くの見当違いでした。

そして、この2年あまりの上昇相場においては、たまに調整が入って、裁定買い残が1兆5千億円程度まで下がると、そこが株価の底になり、また上昇相場に復帰していったと思います。

一方、今回の急落局面では、今週発表された裁定買い残はおよそ1兆4千億円、それは1週間前の数字で、来週発表される数字が今週の急落を加味したものであるため、現時点で1兆円強くらいまで裁定買い残が減っている可能性があります。

2016年の日経225が極めて弱かったときは、裁定買い残が5000億円を下回った時もありましたが、当時のようなしばらくの間の下落相場に足を踏み入れかかっているのではないでしょうか。

◎まとめ

以上を踏まえて、私は今回の急落は、比較的長い期間の下落相場の一歩目くらいだと思っています。

(だったらエリオット波動としては、すでにプライマリー5波を終了しており、サイクル2波による下落がスタートしているのではと、考えられなくはないのですが・・・どうも波の形に納得がいかなくて、という状態です。また別途時間があるときに記事に出来ればと思います。)

その理由に関しては、後付けにはなりますが、結局のところ株価の下落は将来の企業業績が悪くなるという事をマーケットが織り込みだしたから という理由に帰着するのではないでしょうか。

それは機械系のメーカに属している私が肌で感じるところでもあります。現在日本の製造業で勤めている人で将来の不透明感を感じていない人はおられないでしょう。

車にしても、半導体にしても、重工にしても、ちょっとした岐路に立っている気はしています。

今後数年、特にやりたいことがあるわけでもなくて、就活する人は会社選びが大変ですね。どの業種が将来安心かさっぱり分かりません。勿論、今後数十年を見通す事なんてどう考えても無理だし、大学生の時点で自分のやりたい事が定まっていない時点でアウトっていう考えもあるとは思うんですが、中々そこまで考えられない人もいっぱいいるわけで・・・

一つ言えることは、この20年間くらいの機械・材料系のエンジニアにとって、車業界が就職一番人気という状況は、今後変わっていくのだと思います。

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大