思えば2か月前の2017年9月8日、北朝鮮リスクが散々騒がれていました。ドル円も107円台突入し、ドル円ロングポジションが損切りさせられたのを覚えています。
そういえば4月に18200円くらいをつけたあの時も北朝鮮問題でした。
そう考えると、今年は北朝鮮問題で2度大きな振り落としを演じて、それ以外は終始ロングが勝つという相場だったのかなと思います。
この2か月の上昇幅は19085円→23430円の4345円でした。
2016年11月9日のトランプ大統領当選時の16090円から1か月で19620円まで上昇した3525円幅もすごかったですが、今回はそれを超えたんですね。えげつないとしか言いようがないです。
あれ?書いてて思ったんですが、
トランプ大統領当選日は2016年11月9日、
今回23430円を付けた後900円くらい急落した日は2017年11月9日。
第一次アベノミクスラリーと言える上昇が終わったのが2015年6月24日、
会社を休んで先物サーキットブレーカーをリアルタイムで見れたブレグジットが2016年6月24日。
ま、偶然ですかね。でも他にもこういうことあったような・・・。
次に大きなことがあるとすると・・・
2016年2月12日に先物が14800円くらいを付けたときでしょうか。原油もたしか相当下がってて、そこから反転しましたよね。
だとすると、2018年2月12日が注目日になるかも?
さて相場です。ちまたで
「日経平均年末25000円間違いなし!」
「PERではまだ割安。欧米に比べて出遅れていただけ」
「先物ショートして踏まれるってバカなの?」
という声が多く聞かれている事から、そろそろ相場は反転するのでは?という声も逆に多く聞かれます。
ということは、、もう一噴き上に持っていく可能性は高いかなと。
定点観測点としては、
ダウ輸送株はだいぶ垂れてきましたが、ハイイールド債、ラッセル2000は戻してきていますし、
投資主体別売買動向は相変わらず個人は売りっぱなし(信用は買いに傾いてきているが、現物の大量売りのせいでトータルではずっと売り越し)。
裁定買い残も3兆円には達していません。(2015年8月は裁定買い残3兆円以下で暴落したので油断できませんが)
まぁ明確に売りの兆候が出るなんて都合のいいことはないとは思うものの、まだ下げトレンドに突入するようには見えないです。上げるか、もみ合いかではないでしょうか。
(定点観測点の現状分析も別途記事にして残そうと思います。)
エリオット波動で考えても、2017年4月の安値18195円からの上昇に関して、5つの波がすべて終了したようには思えません。以下に分析図を載せます。
現在のエリオット波動の位置としては、サイクル2波中のプライマリーB波中のインターミディエイトC波中のマイナー3波が終了し、マイナー4波の途中、もしくは終了したかどっちだろう・・と考えています。
エリオット波動の中期的な全体感については、前回の記事に詳細を示していますのでそちらを参照ください。
短期的な展望としては繰り返しになりますが
①すでに11月16日の21835円でマイナー4波終了、現在はマイナー5波の上昇波動に突入
②11月16日の21835円はマイナー4波中のミニュットA波、ミニュットB波を挟んで再度ミニュットC波による下落が起こる。
上記いずれかだと考えられます。
現在の安値21835円までの下落は、それまでのえげつない上昇幅4345円の36.7%であるため、フィボナッチ比率38.2%に近く、値幅の観点では十分です。
しかしながら4波は一般的に複雑な形状になることが多いため、そんなに単純にマイナー4波が終了したと判断して良いのか?というのが疑問です。
どちらかというと、これまでの経験上から言えば、
再度下落するか、もみ合いになるかのどちらかになるのではと考えますので、
マイナー4波は終了していないという考えをメインシナリオにしたいと思います。
ですが、中期的に言えばその後マイナー5波による上昇が高値23430円を超えてくる可能性が高いと言えますので、ショートにこだわらずにロングポジション主体のほうが良いかもしれません。
こんな感じで目先の上下に左右されずに、ミニ1枚か2枚でレバレッジをかけすぎずにできれば良かったのですが・・
しばらくは相場を張る資金が一切ないので、感覚を失わずにいろんな目線でウォッチしていくつもりです。