久しぶりにエリオット波動で現状を分析してみます。
が・・・これまでの見立て(’17 7/2時点での日経225現状分析)と変わりはありません。
先々週の雇用統計、先週のマイナーSQが終了し、外人が上に仕掛けてくるのかと思いましたが、もうかれこれ1か月以上狭いレンジの中で動いています。
私は我慢強く日経225が20290を超えて20400前後までの上昇は近いうちに起こると考えてきましたし、今も考えていますが、持っていた7月限のコールが全て紙くずになってしまいました。
来月会社の積立金を下ろしたら復帰は可能ですが、これはまた退場したようなものですね。
この2か月で2回、コールを握りしめていたら買値まで戻ってくれていたので、今回もそうなると思いましたが、2度あることは3度ありませんでした。
でも以前よりは冷静なモノの見方が出来るようになってきたり、ルールを守ったりは出来てきつつあるので、前向きに頑張っていきます。
さて相場ですが、入ってくるニュースに耳を傾けるとすごくきな臭いですね。
〇アメリカ、欧州のテーパリング示唆に対して、日銀への対応批判(いまだ効果が薄いのにもかかわらず緩和し続けている)、さらに最近はETF買いに対しても注文がつきだしています。
〇トランプ大統領のロシアゲート問題
〇欧州、特にドイツの金利の上昇
〇相次ぐアメリカの経済指標低迷(今月の雇用統計はそれなりに良かったですが)
〇世界各国で起こる地震、異常気象
ですが私はそれでも近いうちに上昇すると思っています。以下にエリオット波動分析図を示します。
現在はミニュットA波中、ミニュエット5波中、サブミニュエットE波ではないかと考えています。
ミニュットA波は2017年4月17日からスタートしているため、すでに期間は3か月を超えてしまっており、本当に現在の上昇の波の規模がミニュットなのかどうかは怪しいとは思いつつも、5月19日の19280円を除けば大きな調整が入っていないため、今のところは波動のカウントを変えるつもりはないです(というよりこれ以外に思いつきませんでした)。
2017年5月19日からスタートしたミニュエット5波は、A~E波のダイアゴナルトライアルっぽい動きになっていると思います。サブミニュエットE波がスタートしたかどうかの確証はないですが、さすがにそろそろレンジブレイクしてもよい頃ではないかと。
すでにサブミニュエットE波が始まっているとすると、開始点にサブミニュエットC波の値幅:585円を足せば20415円が出てきます。注目点は引き続き20375円~20450円くらいです。
なお、私が今後相場が上昇すると考えている理由はこのエリオット波動分析だけではなく、各種の定点観測点からの後押しがあります。その理由を以下に列挙します。
①日経平均の先行指標と考えているハイイールド債、ダウ輸送株指数が強い
②主体別売買動向で個人が売り越し続きである(外人はニュートラル)
③空売り比率が高い(39.1%)
たしかにぱっと見のチャートでみると、もうそろそろ下落だろーーーと思いたくなるのは確かですが、こんなに個人が売り続けていて素直に相場が下がるとは思えないです。
昨日、主体別売買動向に関する分析の記事でも示しましたが、個人が売り続けた後は、相場はそれと共に上昇し、その後もみ合うことが多いです。きっと個人が耐え切れなくなって売りを投げるのを待つんだと思います。
したがって相場予想としては、近いうちに上昇するか、まだしばらくもみ合いした後に上昇する。比較的大きな調整はその後だと考えています。