エリオット波動理論による波動のカウントを自らの投資ポジションを決める上で一番重要視するスタンスは変わりません。
しかしながらエリオット波動はどのように波を数えてよいか、迷いの連続です。
後講釈なら何とかなりますが、大事なのは現在進行形の波をどう評価して、将来の波がどう動くか予測することです。でもこれが難しくて、往々にして自分の希望する方向に波を数えてしまい、逆に動いて損切り いちから数えなおし となってしまいます。
エリオット波動の達人であれば、余計なことを考えずに純粋にエリオット波動だけで相場を予測したほうが精度が上がるのかもしれませんが、
初心者にとっては、他のテクニカル、ファンダメンタルの要素も参考にしながら、エリオット波動でどう波を数えていくか、背中を押してくれる要素があったほうがよいのではと考えました。
本記事でエリオット波動以外に着目すべき要素を上げていきたいと思います。
ここ数日、主にツイッターで情報配信されている方のツイートを見ていましたが、相場で生き残っているほとんどの方は、しっかりと情報収集、整理、マイルールに基づいた投資を行っておられました(そんなの当たり前?)。
それに比べたら私は何の知識も持っておらず、退場して当たり前だったことに漸く気づかされました・・・。
まずは着目すべき項目だけを備忘録として列挙して、徐々になぜ大事に思ったか等の考え方も併せて記載できればと思います。
あまり多すぎても整理するのが大変ですから、大事な情報を取捨選択する感覚も必要ですね。
①移動平均線
おなじみのテクニカル指標ですが、なんだかんだでこれが大事ではないでしょうか。でも種類が多すぎてどの情報を重要視すべきかが悩ましいです。
・5日線 25日線 75日線 200日線
・13週線 26週線
加えて、現在の株価位置が移動平均線に対して上下どちらにいるか、さらに移送平均線の向きがどっちを向いているか。
②主に先行指標と言われている要素
・資源価格(原油 非鉄 鉄スクラップ 希土類)
・アメリカ10年国債利回り
・ナスダック S&P500
・半導体指数 バルチック海運指数
・仮想通貨
昨今(2017年5月時点)高い高いと言われている米株が調整するきっかけとなるのは、バブルと言われるくらい高騰している仮想通貨が急落する時ではないか という趣旨のツイートが散見されています。
ナスダック、S&Pが崩れてくるということは、アメリカ景気が不安視されていることになりますから、アメリカ頼りの日本株も追従して下落する可能性が高いです。
③裁定買い残 騰落レシオ 空売り比率
裁定買い残り3.5兆円以上で相場は黄色信号と言われている。騰落レシオも一定の数字以上になると過熱気味で相場がいつ反落してもおかしくない、一方空売り比率は一定の数字以上でいつ相場が底入れしてもおかしくない と言われているが、明確ではなくあくまで参考とすべきものとのこと。
④主体別売買動向(主に個人と外国人投資家)
残念なことですが、相場は個人の思いと逆に動くことのほうが多いように思えます。主体別売買動向は毎週木曜日に、前週の個人、外国人投資家など区切られた売買代金が発表されます。
1週間遅れというタイムラグはあるものの、個人の動きの逆にポジションをとったほうが相場の流れに乗れるのではないでしょうか。
⑤VIX(S&P)、金
他の指標が堅調であっても、VIX、金の数値があがってくると、相場が何らかのリスクを感じていることになる。
まとめ
調べていくと観測すべき項目がどんどん出てきます。でも全てをチェックして整理するのも難しいし、あまりに情報量が多すぎてもどう扱ってよいか混乱しそうです。
まずは上記項目を備忘録としてあげましたが、徐々にグラフを載せてどのように数値を認識して使えばよいか検討していきたいと思います。