日経225ミニ先物短期、中期展望②(2017年5月)

先日、日経225ミニ先物短期、中期展望①(2017年5月)において、およそ1年後までの日経平均のエリオット波動による予想を書いてみました。

これが私の中での現状のメインシナリオになります。

しかしこれまで過去チャート分析においても何度か触れてきましたが、エリオット波動を分析していくと、波動の数え方をどう解釈しようか悩ましい場面が良くあります。

というか、自信をもってこれだ!と言える時なんてほとんどありません。

例えば現在のメインシナリオとしての波動の数え方ですが

私は1989年のバブル時高値までをスーパーサイクル1波、2011年アベノミクスが始まる約1年前までをスーパーサイクル2波として、以降をスーパーサイクル3波と捉えています。

だとするとスーパーサイクル2波が22年しかないことになります。

波動の時間規模の解釈は明確に決まっているものではないようですが、エリオット波動ブログを参考にさせていただきますと、スーパーサイクルの波はおよそ50年程度と書いてあるものが多いため、それに従うならばスーパーサイクル2波は現在も継続している可能性が高いわけです。

仮にスーパーサイクル2波が継続しているならば、近いうちにリーマンショックの時の安値を下回るような下落が待っていることになります。

でも大学時代、あれだけ私の周りでも内定取り消しがあったり、入社後も月の半分くらい工場が操業停止になるほどの恐ろしい不景気は、そう何回もあるものではない。

といった単なる自分の感覚を理由にして、スーパーサイクル2波は終わったと解釈したわけです。(それ以外にも理屈はありますが)

したがって、自分の中で最も妥当であると考えたメインシナリオを持っておくことは勿論ですが、将来メインシナリオとは異なる方向に相場が動くかもしれないよ、というリスクシナリオを思い描いておくによって、損失量を抑える事、気持ちを切り替えやすくする事が可能になるのではと考えます。

私が現在考えているリスクシナリオを以下の図に示します。

短期中期分析_20170518

2011年11月でスーパーサイクル2波が終了したこと、そこからスーパーサイクル3波が開始しており、2015年6月まで、ある単位の推進波が続いたという解釈はメインシナリオと同じです。

一方2015年6月からの修正波については解釈が異なります。

メインシナリオにおいては、フラットの調整波が現在も続いており、2016年2月安値約14800円までをプライマリーA波、それ以降をプライマリーB波による戻り、そしてそれが終了すれば、プライマリーC波による下落が始まると解釈しています。

これに対して上図のリスクシナリオは、2015年6月からの調整波は2016年6月安値で終了し、そこから新たな推進波がスタートしていると解釈します。

そう考えた一番の理由は、現在(2017年5月時点)続いている上昇の勢いが非常に強く、かつ日銀のETF買い、マネタリーベースから円高になりにくい、裁定買い残が多くない事などの理由から下がりたくても下がらない状況がしばらく続くと考えたからです。

今年中に22000、23000まで届く可能性も捨てきれません。

しかしそうすると疑問というか、違和感が起こりました。

それは2011年から始まったスーパーサイクル3波の時間規模の捉え方ですが、仮に2015年6月までが「サイクル」の規模だったとすると、サイクル1波が約3年半、サイクル2波が約1年という期間になります。

勿論今後のサイクル3波以降の時間が長くなるかもしれないため、何とも言えませんが、仮にサイクル1波、2波と同規模の波がサイクル5波まで続いた場合、スーパーサイクル3波が13年程度になってしまいます。

22年でも短いのに13年ではさすがに短すぎるのでは?

そこで2015年6月まで続いた推進波の時間規模解釈を、メインシナリオでは「サイクル」の規模としていましたが、リスクシナリオでは「プライマリー」の規模に変更してみました。

確かにプライマリーにしてしまうと、サイクル1波の波の規模が大きくなりすぎるという懸念はありますが、それでもまだこちらのほうが妥当性が高いと考えています。

つまり2011年11月から2015年6月までがプライマリー1波、2016年6月から2016年6月までがプライマリー2波でそれ以降はプライマリー3波です。

プライマリー2波はA~C波のフラットと見なしています。A波が大きすぎて不格好な波に見えますが、成立はしています。

そして現在についですが、プライマリー3波中のインターミディエイト1波中のマイナー5波が2017年4月17日の安値18195円から始まっているのではないかと考えています。

マイナー3波はトランプショックの安値から12月の高値までの3525円が値幅でしたから、これの0.618倍、0.764倍、1倍、1.236倍、1.382倍を18195円に足し合わせると、それぞれ

20375円、20890円、21720円、22550円、23065円となります。

これらの価格がマイナー5波の目標値になるのではないでしょうか。

2017年5月時点ですでに高値20030円をつけていますから、2017年秋までに22550円、23065円に到達する可能性もありそうです。

一方、マイナー5波、つまりインターミディエイト1波が終了すると、インターミディエイト2波の下落が始まりますから、かなり大きな下落は必然的に起こると想定できます。

その意味ではメインシナリオもリスクシナリオも、大きな上昇が起こったのちに下落するという点で同じではないでしょうか。

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