エリオット波動の基礎①(概要)

相場は一見不規則に動いているように見えて、実は規則性を持ちながら上昇、下降を繰り返している

この理論を記述したものがエリオット波動理論だそうです。

これを知ったときは、「え、これをマスターしたら先の事が分かっちゃうじゃん、今まで負け続けだったけどこれで勝つる!」

なんて容易く考えていましたがそんな事は全然なかったです。

どんなテクニカル手法でも一緒だと思いますが、武器は正しく使いこなさなければ上手くいきません。

エリオット波動には守るべきルールや経験則があります。
それをすべて理解すれば相場の先を予測出来るようになるわけではありませんが、基本を理解しない事にはスタートラインに立てません。

これらをエリオット波動の基礎①~③で示していきます。

まずはじめに①(本記事)ではエリオット波動の全体感に関して簡単にまとめました。

波動の形と規則性

以下にエリオット波動において最も基本となる波動の形(図1)を示します。

波動は1波~5波で構成される推進波とA波~C波で構成される調整波がセットとなっており、この波動がひたすら繰り返される・・・というものです。

具体的にはC波が終了すると、その後には新たな1波によって上昇することになります。

エリオット波動

図1 波動の規則性

「じゃあ株価って長期的には上がり続けるってこと? でも日本株ってバブル崩壊以降下がり続けてるやん」

と不思議に思いました。なぜなら自分が生まれて以降、株価は上がるよりも下がる事のほうが多かったからです。

でももっと昔まで株価チャートを引き延ばしてみると景色は全く違っていて、
この30年とはまったく逆でバブル崩壊までは何十年も上がり続けてたんですね。

つまり大きな時間軸で見れば株式市場が存在する以上、株価は上がり続けるということです。

そうでなくてはエリオットの理論に反します。
(ただし私が生きている時間軸で考えたら・・・少し怪しいかもしれません。詳しくは日経平均の長期的な波動分析で検討したいと思います)

では次に時間軸について詳しく見ていきます。

時間的規模

上記図1で示した波動は、その時間的規模に応じて以下の表1のようにランク付けがなされています。

継続時間はざっくりこれぐらいかな?というもので厳密に決まっているものではないようです。

スーパーサイクルをざっくりと20年~50年というふうに決めて、後は全て5で除して値を決めました。(5で除したのは推進波が5つの波で構成されているからです。)

実際にこれから波動を分析していき、経験則として分かってきたら必要に応じて修正したいと思います。

表1 波動の規模に応じたランク付け

上で1~5波とA~C波の波動が繰り返されると書きましたが、もう少し詳しく具体例を用いて説明します。

以下の図2に表1のランクを仮に規定した波動の繰り返しを示しています。

マイナー1波~5波の集合がインターミディエイト1波、
マイナーA波~C波の集合がインターミディエイト2波、

その後に来る別のマイナー1波~5波の集合がインターミディエイト3波、

さらには全行程を図に示せてはいませんが、インターミディエイト1~5波の集合がプライマリー1波となります。

つまりある波動はそれよりも一回り時間規模の大きい波動の一部である。
一方で一回り時間規模の小さい波動の集合でもある・・・ということです。

エリオット波動

図2 異なるランクの波動の繰り返し

以上がエリオット波動の基本的な概念となります。
なんだか投資戦略を立てれる気がしてきました。

例えば現在インターミディエイト2波による下落局面だと分かったとします。

そうであれば次にインターミディエイト3波の上昇がやってくるわけだから、今のうちにたくさん買っておこう! となるわけですね。

まとめ

エリオット波動の概念を簡単にまとめますと・・・

① 相場はある規則性を持ちながら、上昇、下降を繰り返しつつ、長い目で見ると上昇していく、という理論を記述したものがエリオット波動理論である。

②エリオット波動は基本となる波の形があり、それは1波~5波で構成される推進波とA~B波で構成される調整波が合わさったものである。

③波動は時間的規模でランク付けされている。ある波動はそれよりも一回り時間的規模の大きな波動の一部であり、一方で一回り時間的規模の小さい波動の集合体でもある。

続いてエリオット波動において必ず守らなければならないルールを
エリオット波動の基礎②で示していきます。

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