日経平均過去チャートエリオット波動分析(~現在①)

これまで株式市場が戦後取引を再開した時からの日経平均株価をエリオット波動を用いて分析してきました。

概要としては

戦後株式市場再開 ⇒ バブル時代史上最高値1989年
までがスーパーサイクル1波の上昇

史上最高値 ⇒ リーマンショックを経た後の2011年安値
までがスーパーサイクル2波の下落

だと判断しました。

したがって以降はスーパーサイクル3波による上昇ということになります。

今回はスーパーサイクル2波終了~現在に至るまでの波動を分析していきます。

2011年安値~2015年高値(アベノミクス相場)

これまでと同様に時間規模の大きな波から徐々に次元を落として分析していきます。

まずはスーパーサイクル3波中のサイクル1波の上昇です。以下にスーパーサイクル2波終了から現在まで分析したものを示します。

スーパーサイクル3波①

現在進行形の波動を分析する上で、一番初めに悩んだのは波動の時間規模をどう置くかです。

後述しますが、一つ目の推進波(スーパーサイクル3波中のサイクル1波)の開始は2011年11月で、終了したのは2015年6月と判断したので、一つ目の推進波の長さは約3年半でした。

3年半ということはこの推進波はサイクルかプライマリーのどちらかの時間規模だと考えられますが、これだけでは判断できませんでした。

一方、もう少し先に目を向けますと、2015年6月(または8月?)から一つ目の推進波を調整する波がスタートしているように見えます。さらにその調整波は現在も続いていると仮定しました。

だとすれば仮にこの3年半の波がプライマリーの次元であれば、プライマリー1~5波を足し合わせたサイクル1波の長さが約15年にもなってしまい、これは長すぎるのではと感じました。

したがって、2015年6月で終了した1セットの波はスーパーサイクル3波中のサイクル1波であると結論付けました。

その次に検討すべきことは、このサイクル1波が終了しているかどうかです。

図にすでに示してしまっていますが、結論として私はサイクル1波は2015年6月の高値20952円で終了したと判断します。

その根拠ですが、ヒントとして2013年5月からのトライアングルを考えます。

このトライアングルはそれが終了したのちに上昇しているので、どこからかの4波だと考えられます。

よってプライマリー1波中のインターミディエイト4波か、プライマリー3波中のインターミディエイト4波である可能性が高いです。

仮にトライアングルがプライマリー1波中の4波だった場合、2015年6月の高値はプライマリー3波中の1波となり、2016年の下落はプライマリー3波中の2波になります。
(2015年6月高値でプライマリー3波が終了してしまうと、その後のプライマリー4波がプライマリー1波と交わるため成立しません)

だとすると、プライマリー3波やサイクル1波の時間規模が大きすぎるため、違和感を感じます。

また2015年8月の下落や2016年の数回あった下落の勢いを考えても、プライマリークラスの調整波ではなく、2015年6月以降の下落はサイクル2波によるものではないかと思います。

しかし決定的に矛盾しているわけではないため、間違えっていれば今後波のカウントを修正しなければなりません。

仮にサイクル1波が終わっていなかった場合、そう遠くない将来、サイクル1波中プライマリー3波中の3波の上昇が始まるため、2015年6月高値の20952円を大きく超えてくると思います。(これはリスクシナリオとして別途記事に出来たらと計画中です)

2015年6月高値でサイクル1波が終了したと仮定した場合は、これまでスーパーサイクル2波で分析したのと同等の考え方で、それほど悩まずにカウントすることが出来ました。
また、FXではエリオット波動を使う人が多いと聞きますが、このサイクル1波中の数え方は、ドル円の同じ時期のものと全く同じのようで、分かりやすかったです。

2015年6月以降(サイクル2波)

サイクル1波はよいとして、このサイクル2波の分析は本当にやっかいです。
そりゃそうですね、まさに現在進行形で続いている可能性が高い波動です。

まずは改めて、スーパーサイクル2波終了~現在までの推移を、波動のイメージ線を添えて2パターンに分けてグラフ化してみました。

スーパーサイクル3波②

スーパーサイクル3波③

上に二つ図を載せましたが、その中の上のほうの図は、サイクル2波が2016年2月の安値で終了していると仮定した波動イメージ図です。(※2017年11月追記:2016年2月の安値(14805円)よりも2016年6月の安値(14785円)のほうが値が小さいので、2015年6月からスタートした下落の波は2016年6月で一旦終了したと訂正します)

また下のほうの図は現在もサイクル2波が継続していると仮定した波動イメージ図です。

どちらもエリオット波動の基本の図で出てくるような、形が綺麗で分かりやすい波動だと思います。

しかしながら波動がたどる経路は全く異なっています。

上のほうの図はすでにサイクル2波が終了しており、今後数年間、大きな上昇が期待できる。一方下のほうの図は、B波終了後にC波の下落が待っている(その後はサイクル3波の上昇がきますが)。

さぁどっちだろう・・・。

まずは2015年6月の高値をつけた後の、下落の値幅に着目すると6087円でした。一方サイクル1波の上昇値幅は、12817円でした。
この比率はというと・・・約47%でした。

フィボナッチ比率の0.5に近いしと言えるし、また2波の下落は深いことが多いと言われていますが、およそ50%ですので問題なさそうです。
つまり2016年2月(または2016年6月)までの下落は、サイクル1波の調整としては、十分な値をつけたことになります。

ではサイクル2波は終了していると考えていいか・・・?。

そうすると、単なる私の感覚なのですが、2点気になる点があります。↓

①サイクル2波の期間が短すぎない?(約1年) サイクル1波は3年半あったのに

②仮に2016年6月24日からサイクル3波がスタートしたとすると、2016年7月~11月までと、2017年1月~3月のぐだぐだ感が気持ち悪い。

うーん、ほとんどこじつけとしか・・・。一応まじめに考えている話です。別途投資戦略として記事に残したいと思っていますが、

一方向に波が進むのではなくて、いったりきたり弱々しい時がありますよね。あれが個人的にはB波の可能性が高いと考えています。いわゆるレンジと呼ばれているものです。

それが2016年2月(または6月)から現在に至るまでよく観測されると考えています。したがって現在に至る波が、何らかのB波じゃないかと考えました。

波動の数え方は以下のようにとってみました。

スーパーサイクル3波④

たくさん書きすぎてめちゃくちゃ見にくいですが・・・。要するに以下のように考えました。

①サイクル2波は継続中である。

②サイクル2波はA(3波動)ーB(3波動)ーC(5波動)のフラットの調整波である。(これはジグザグのはずがないので当たり前ですが)

③現在はプライマリーB波の途中、もしくは終了している可能性がある。

④プライマリーB波中インターミディエイトC波はダイアゴナルトライアングルっぽい。

特に④に関して、プライマリーB波中のインターミディエイトA波、B波は、典型的なフラットで分かりやすいですが、次のインターミディエイトC波の波の数え方が判然としません。

続きの記事でより時間規模の小さい波に踏み込んでみていきます。

まとめ

最後にまとめです。現在進行形の波を分析するのは難しかったです。しかしエリオット波動を私が使いたいと思った理由に直結しますが、

仮に波動の数え方を間違えたとしても、その時は損切りをする大きな「理由」になるから、ずるずる損が大きくならない事。

間違えたら見直してエリオット波動の数え方を修正すればよいと思います。

①サイクル1波は、2015年6月高値をつけてすでに終了している。

②現在はサイクル2波のC波が継続している所である。C波はダイアゴナルトライアングルである可能性が高い。

長かったですが、とりあえず現在までエリオット波動分析を行うことが出来ました。

続いての記事で過去チャート分析としては最後になります。

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