日経平均過去チャートエリオット波動分析(~1998年安値)

前回に引き続き、スーパーサイクル2波の下落波動について見ていきます。

今回はより実践的に波動をカウントしていくことに慣れていくため、「プライマリー」「インターミディエイト」の時間規模の波動まで次元を落として分析していきたいと思います。

サイクルA波(ダブルスリー前半)分析

ではスーパーサイクル2波が始まった1990年から見ていきます。まず始めはサイクルA波による下落です。

スーパーサイクル2波の全行程のなかで、結果的に最も勢いよく下落して値幅が大きかったのは、このサイクルA波(1990年 年初~1992年 年央)になりますね。

以下に分析した図を示します。

スーパーサイクル2波③

細かいところまでの説明は省略しますが、これまでに記事投稿したエリオット波動の基礎を活用すれば、矛盾なく波動を数えていくことが出来ました。

ただこれって、スーパーサイクル2波の下落は終了しているという前提での、後講釈だから簡単にいくんですよね・・・

実際に現在進行形の波動カウントも今やろうとしていますが、難易度が全然違います。

さてサイクルA波の下落ですが、これはプライマリー1波~5波の下落だと考えます。

特にこの中にプライマリー1波、3波の下落の破壊力がすさまじいですね。約10か月で20000円を下回っています。

波動をカウントする上で特に大事なのは、トライアングルとダイアゴナルトライアングルです。

なぜかというと、トライアングルは4波またはB波、ダイアゴナルトライアングルは5波またはC波にしか現れないとされているので、波動を読み解くヒントになるからです。

ここではプライマリー3波中の、インターミディエイト5波にダイアゴナルトライアングルが、プライマリー4波中のB波にトライアングルが出ていると考えられます。

最終的にサイクルA波は1992年8月に15000円を大きく割り込んで終了しました(14194円)。

サイクルB波(ダブルスリー前半)分析

サイクルA波が終了した後はサイクルB波です。

これはサイクルA波の下落を調整する波動だと考えます。

以下に分析図を示します。(分かりやすい波動だったため、インターミディエイトは省略しました)

スーパーサイクル2波④

サイクルB波は3-3-5の典型的なフラットの波動ではないでしょうか。

たしかに上昇してはいますが、直近のサイクルA波の下落に比べたら心もとない感じです。フラットはジグザグに比べて波動の勢いがないと書いていましたが、その通りですね。

ちなみにサイクルA波の下落幅:24763円に対してサイクルB波の上昇幅:8556円は、比率としては約34.5%でした。

これまた中途半端な・・・という気持ちになりますが、フィボナッチ比率の38.2%とそれほど離れてはいないと解釈すればいいのかな?

またここでもトライアングルとダイアゴナルトライアングルと思わしき波動が見て取れます。

トライアングルはプライマリーA波中インターミディエイトA波中のマイナーB波で現れています。

ダイアゴナルトライアングルはプライマリーC波中インターミディエイト5波に現れているようです。

プライマリーB波の終点は22750円でした。

サイクルC波(ダブルスリー前半)分析

次はサイクルC波です。以下に分析図を示します。

スーパーサイクル2波⑤

ここで注目すべきはサイクルC波中の前半の下落波動と、中盤当たりの上昇波動が重なっていることです。

したがってこれは1波と4波は重ならないという法則に反するため、重ならない5つの波動とは捉えられません。よって

このサイクルC波自体がダイアゴナルトライアングルで下落したと判断しました。

最終的にはサイクルC波は12787円をつけて終了です。値幅は9963円でした。

サイクルA波の値幅:24763円と比べてると小さいですが、比率は約40%と、38.2%と近い数字でした。

まとめ

スーパーサイクル2波の分析途中ですが、一区切りしたいと思います。まとめますと・・・

①波動をカウントしていく上で、トライアングル、ダイアゴナルトライアングルを見つける事が重要である。
理由はトライアングル:4波 or B波、ダイアゴナルトライアングル:5波 or C波にしか現れないとされているから。

②ダブルスリー前半のサイクルC波の下落幅は、サイクルA波の下落幅の約40%だった。これはフィボナッチ比率38.2%と近しいと言えるかもしれない。

ここまで結構すんなりと波動をカウントできました。でも繰り返しになりますが、トライアングルを見つけるにしても後講釈だからできる事なんですよね。

次回投稿に続きます。

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