日経平均過去チャートエリオット波動分析(スーパーサイクル2波概要)

前回は日経平均の戦後最高値38957円(1989年12月29日)までのエリオット波動分析を行いました。

ここまでがスーパーサイクル1波の上昇です。したがって1989年12月29日以降は、スーパーサイクル1波の上昇を調整するスーパーサイクル2波の下落が始まるわけです。

本記事よりスーパーサイクル2波の下落を詳細に分析していきます。また前回は波の時間規模として「サイクル」までしか検討しませんでしたが、

今回はサイクルよりさらに時間規模が小さい「プライマリー」、「インターミディエイト」まで広げて細かく見ていきたいと思います。
(実際にプライマリー、インターミディエイトに次元を落としてみていくのは、次回以降の記事になります)

スーパーサイクル2波

まずは前回のスーパーサイクル1波の分析時も示しましたが、日経平均の戦後~現在までの推移を以下の図に示します。

スーパーサイクル2波①

バブル時の最高値をつけた後、激しく下降してます。これがスーパーサイクル2波による下落です。

特に最高値直後は1992年8月19日に14192円と、たった2年半で24763円下落してます。
すさまじい・・・。リーマンショックより下落割合は大きそう。

このスーパーサイクル2波ですが、この下降波動が現時点(2017年4月23日時点)でまだ継続しているかどうか が非常に重要な問題だと言えそうです。

結論からいうと、私はスーパーサイクル2波は2011年で終わっており、現時点はスーパーサイクル3波の上昇波動にいると結論付けました、
というよりそう仮定して波を数えていっている・・・という感じです。

その考えに至った根拠は以下の通りです。

・スーパーサイクル1波の上昇幅に対して、スーパーサイクル2波の下落幅の割合が76.4%以上であるため、
すでに2波は十分な下落幅に達している事

・バブル時の最高値(38957円)から2008年のバブル後最安値(6994円)の下落幅に対して、
バブル後最安値(6994円)から2015年6月高値(20954円)までの上昇幅の比率が、
重要なフィボナッチ比率である38.2%を上回っている事

・仮にスーパーサイクル2波の下落が継続中であれば、遠くない将来バブル後最安値6994円を下回る事になるが、そこまでの絶望的な下落が起こるとは思えない事

ただし一方で以下に示すようなスーパーサイクル2波は終わってないのではないか という根拠も考えられます。

・期間が1989年~2011年の22年間しかないため時間的規模が小さい
(そもそもスーパーサイクルの時間規模が一般的にどの程度かを定義するのは難しいと思いますが)

・(次回投稿時に後述しますが)スーパーサイクル2波の最後の下落の波動カウントに関して、フェイラートップになってしまう

もう少し細かく、サイクルの時間規模で見た時の波動分析を行いました。

スーパーサイクル2波の詳細分析

以下にスーパーサイクル2波に関してサイクルの時間軸に次元を落として波動をカウントした図を示します。

スーパーサイクル2波②

2波の下落はA~C波の3波動調整波となります。
それはA波(5波動)-B波(3波動)-C波(5波動)のジグザグとなるか、A波(3波動)-B波(3波動)-C波(5波動)のフラットのいずれかです。

調整波の記事で上記のように示しましたが、上図のようにジグザグ、フラットとは異なる見方をしてみました。

(いきなり原則を崩して変形例となってしまったと考えましたが、このダブルスリーという波動構成は比較的よく見られるようで、
近いうちにエリオット波動基礎に追記しようと思います。)

それはダブルスリーと言われる調整波です。

これはジグザグ、フラットの3波動の波が、途中X波(3波動)を挟んで2つ連続するものです。

ジグザグ⇒X波⇒フラットでもいいし、フラット⇒X波⇒フラットでもいいです。

さらにはダブルじゃなくてX波が2度現れるトリプルスリーっていうのもありらしいです。もしかしたらそれ以上もあるのかもしれません。

このスーパーサイクル2波は、特に前半部分の下落勢いに比べると後半はそうでもないために、ダブルスリー(フラットが2つ)と考えてみました。

ではスーパーサイクル2波の終点は、バブル後最安値をつけた2008年10月28日の6994円かというと・・・

普通に考えたらそうなるのですが、でもそのように波動をカウントしてしまうと、その後のスーパーサイクル3波前半の上昇波形が矛盾をきたしてしまうように考えられます。

これについては次回記事で詳しく分析していこうと思います。

まとめ

バブル時の最高値38957円からのスーパーサイクル2波による下落について波動を分析してみました。

それにしても恐ろしい下落幅です。高値で塩漬けになってしまうとえらい事ですね。今回をまとめますと

①日経平均最高値38957円から始まったスーパーサイクル2波の下落は終了し、現在はスーパーサイクル3波の上昇局面だと考えられる。

②スーパーサイクル2波はフラット+フラットのダブルスリーの波動構成になっている。

次回はこのスーパーサイクル2波に関して、サイクルよりさらに時間規模の小さい「プライマリー」「インターミディエイト」まで次元を落として、より詳細にみていこうと思います。

次回投稿に続きます。

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