日経平均過去チャートエリオット波動分析(~1989年最高値)

エリオット波動理論で相場分析、予測を行う際に最も重要なことは、エリオット波動の現在位置を正しく把握しておくことです。

というわけで、過去から現在に至るまでの波動カウントを出来る限り細かく見ていきたいと思います。

日経平均のスタート地点

では波動のスタート地点って何だろうと調べていくと・・・

まず日経平均が現在と同じ算出方式でスタートしたのは、戦後間もなくの頃のようです。

なのでそこが出発点かと思ったのですが、調べていくと戦前から波動をカウントしているものがありました。

当然、株式市場としては戦前から(明治維新の少し後)あるわけで、株式市場がスタートして以来をカウントしているんですね。

現在と算出方法は異なるようですが、日経平均のような指数?はあったため、これを戦後の日経平均とで連続するようにつなぎ合わせたものを対象としているようです。

どうしようか迷ったのですが、分析対象はあくまでも日経平均でしょ?と頑固に考えて、まずは当ブログでは戦後日経平均が現在と同じ算出方式になったところをスタート地点として、カウントしていきたいと思います。

(後述しますが、カウントのスタート地点を戦後からとしても、明治維新後の株式市場が出来た時点からとしても、どちらにしてもそれほど差異はないです)

スーパーサイクル1波

以下のグラフは戦後の株式市場再開後から直近(2016年10月)までの日経平均の推移です。

まずバブル期の日経平均最高値を付けた1989年12月29日までに焦点を当ててみていきます。

スーパーサイクル1波①

戦後最も株価が低い1950年7月6日(85円)から戦後最高値の1989年12月29日(38957円)までの39年間の38872円の上昇をスーパーサイクル1波と考えます。

改めて見てみると、とんでもない上昇幅ですね。生まれてこの方下落しか経験していない(ここ5年は上げていますが)自分にとってはちょっと想像できないです。

年配の方や証券業界の方は基本的に、「株は買うもの」と考える理由は、この上昇を実際に経験したり勉強して知っているからなんでしょうね。

なお、スーパーサイクル1波が終了したといえる根拠としては、当たり前だろって話だとは思いますが、理論的に言うと、スーパーサイクル1波中のサイクル5波の始点をその後下回り、さらに下落し続けたからと考えます。

参考ですが、仮に波動のスタート地点を戦前からとるとすると、大正時代の大不況(リーマンショッククラスだとか?)をスーパーサイクル2波と捉え、その後1989年の大天井までをスーパーサイクル3波ととらえたら良いようです。

なので、1989年までをスーパーサイクル1波だろうが3波と捉えようが、その後3波、あるいは5波の上昇波動が38957円を超えてくるわけです。

これがスーパーサイクル1波、3波のどちらでも大差ないと考える理由です。

では次にスーパーサイクル1波を分割して見ていきます。

スーパーサイクル1波波動分析

スーパーサイクル1波の中身を一つ時間規模の小さなサイクルクラスに分割して見ていきます。

以下の図はサイクル1波の始点からサイクル4波の終点までの推移とサイクル5波に始点~終点までの推移です。

全ての始点となるサイクル1波の始点は、厳密にいうと戦後株式市場が再開した時点からではなく、その後朝鮮戦争が始まる直前の最安値時点約85円(1950年7月6日)からとします。

スーパーサイクル1波②

スーパーサイクル1波③

サイクル1波の上昇幅は1744円
サイクル2波の下落幅は809円
サイクル3波の上昇幅は4339円
サイクル4波の下落幅は2004円
サイクル5波の上昇幅は35602円

でした。1波の上昇幅に対する2波の下落幅の比率は約46%。3波の上昇幅に対する4波の下落幅の比率も約46%でした。

うーん・・・上昇に対する下落の割合が、フィボナッチ比率の38.2%と50%の間になっちゃいました。

教科書的にはフィボナッチ比率になる事が多いとされていますが、そんなにうまくはいかないみたいです。

しかしこの上昇幅はすごいですね。1波は始点から約20倍、3波は約5倍、5波は約10倍の株価になっちゃってます。

まとめ

以上がエリオット波動のスタート位置と、スーパーサイクル1波についてでした。現在に至る失われた30年が始まる前は景気よかったんだろうなぁとしみじみしちゃいますね。

①日経平均のエリオット波動の始点は、戦後株式市場が再開した時からとする。

②スーパーサイクル1波は約39年間かけて38872円上昇し、1989年12月29日で終了した。

③スーパーサイクル1波中のサイクル2、4波の下落幅は直前の上昇幅の約46%で、フィボナッチ比率からすると中途半端なものだった。

次からはスーパーサイクル2波についてみていきます。
次回投稿に続きます。

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